転職ノウハウは不要?他の候補者と差をつけるためにすぐできる5つの方法

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 不景気のいま、新卒で入った会社に定年まで働く層は、非常に少なくなっているのが現状です。

30代後半では42%で40代では38%で50代前半で36%まで下がります。

定年を60歳とすると、その直前の50代後半まで、まったく転職なしで勤め続けている人は32%しかいないということになります。

女性のほうがより顕著で、転職の経験がある女性は、20代後半には40%台に乗り、その後も増え続けます。

40代後半には67%まで増えます。

そして60歳を定年とした場合、6.5%しか転職なしで働き続ける人はいないことになります。

引用[リクルートワークス研究所の「全国就業実態パネル調査2017」※最初に就職したときに正社員だった人に限定し、各年代ごとに転職回数を調査]

また、大企業でも早期退職制度の実施や終身雇用制度の撤廃により、世間は大転職時代の様相を呈しています。

そんななか転職を考えるのはある意味では必然的な流れです。

しかし、転職活動とはそう簡単なものではありません。

なぜならあなたのように転職したいと考える人はそこかしこにいるからです。

つまり、そのライバルたちに差をつけて選考で勝ってようやく入社できるというわけです。

もし、

「面接ノウハウがわからない」

「どうすれば他者と差別化できるか知りたい!」

「ノウハウはないけど転職で失敗したくない!」

という気持ちがあるなら、ぜひこの記事を参考にしていただけたら嬉しいです。

 そこで今回は、転職活動において、他の候補者と差をつけるための5つのノウハウを紹介していきます。

ここで学んだ知識を活かして、失敗しない転職活動を行っていきましょう。

目次

転職で他者と差別化するノウハウ①

自己紹介で簡潔にわかりやすく話す

 自己紹介は、面接の冒頭でお願いされることが多いです。

ここは、面接へのスタートダッシュのため、自らの勢いをつけるためにも、きちんと回答しましょう。

 コツとしては、1分間以内で簡潔にわかりやすく、経歴を話すことです。

 面接官が見ているのは、あなたが今までの経歴を、客観的に分析し、相手にわかりやすく伝えられるかどうかだからです。

 長々と話したり、難しい専門知識を連発することが注意点です。

意外と面接中多いのが、自分の魅力を最大限アピールしようと詳細な部分まで丁寧に話してしまうことです。

企業から高評価を受けたいという気持ちはよくわかります。

しかし、企業側が求める回答ができていない時点でコミュニケーション能力の欠如と捉えられる可能性があります。

また、難しい専門用語を出して仕事ができるというマウンティングをする人もたまにいますが、逆効果です。

まったく違う業界違う業種の人でも理解できるくらい噛み砕いて話すことができる、それが優秀な人材だからです。

シンプルにわかりやすく、異業界の人にもわかるようなイメージで話しましょう。

 さらに、自己紹介は面接の冒頭に行われるため、緊張状態であることが予測されます。

そのため、自己紹介の文章は丸暗記するくらい、練習しておきましょう。

 幸いなことに、自己紹介に関しては、企業ごとに変える必要がありません。

つまり、スラスラ言えるようになれば、どの企業でも自己紹介には苦労しなくなるのです。

 「自己紹介は、自分の経歴を簡潔にわかりやすくまとめて、1分以内で伝えること」です。

暗唱できるまで、練習を繰り返し行いましょう。

転職で他者と差別化するノウハウ②

企業分析の徹底と自己の強み活用で志望動機を作成。

 志望動機に関しては、採用面接において最も大切な質問の一つです。他の志望者よりも自分が優れているとアピールするチャンスでもあります。

志望動機でその企業への志望度が明確にわかります。

何年も採用を担当している面接官ならなおさらです。

どこの会社でも使いまわしできそうな志望理由は一瞬で見透かされます。

「その会社にどうしても入りたい」

という熱意を前面に出していくのは当然です。

ではどこで他の志望者と差別化するのか?

 コツとしては徹底的に企業分析をして、自分の強みを最大限活かして働いていけるという事実を証明することです。

 まず、企業分析としては、その企業の商品・サービスの強みを調べましょう。

さらに、その背景となる企業の独自性、つまり他社と差別化している点について、言語化できるようにしておけば完璧です。

たとえば、

「家電だったら一人暮らしの高齢者をターゲットにした使いやすい機能性に関しては他社と比べてピカイチ」

「ファストフードならスピードがライバルより抜群に速い」

「車だったら安全性プラス価格の安さという二つの強みで他社と差別化している」

などです。

業界全体から各企業を徹底的に分析していくので、自然と理解は深まりますし、より志望企業へ入社したい気持ちや働く意味を実感できると思います。

 次に、自分の強みを活かすことについてですか、簡単に言うと、自分の強みがその企業でどう役に立つかということです。

 あなたがどんな優れたスキルを持っていたとしても、その企業で活かせなければ、意味がありません。だから、自分の持っている強み、スキルが、その企業にどういうメリットをもたらすのかを、言語化する必要があるのです。

 たとえば、飲食店のマネージャー採用なら

「全国各地に店舗を配置し、さらに他社が扱っていないジャンルの商品も多数保有している」

という企業の強みに対して「自分の統率力を活かして、全国各地の店舗の連携を取って、効率的に業務を回していく。そして在庫管理の徹底をしてフードロスを防いでいく。なぜなら、前職でリーダーとして部下十人をまとめ、適正在庫を分析し、使用期限切れ廃棄数量を前年比マイナス10%にした実績があるから」

というように、自分の実績、強みを企業のメリットに結びつけるのです。

このように話すと、

面接官も

「企業分析をしており当社への理解もある。さらに自分の強みも把握しており、採用したら貢献してくれそうだ」

と判断する可能性が高いです。

 志望動機に関しては、「企業分析を徹底し自己スキルを活かして企業にメリットをもたらせる」ことをアピールしましょう。

転職で他者と差別化するノウハウ③

趣味の実績で持ち味をアピール

 あなたは趣味がありますか?

何でもいいのですが、趣味の話をすることであなたの色を前面に押し出すことができます。

もちろんそれが仕事に関係あることでも、仕事に関係ないことでも存在感はアピールできます。

たとえば、麻雀が趣味の人がいたとして、週に4回は麻雀をやっています。

麻雀というのはとても奥が深いゲームで人の心理と効率のバランス感覚を問われます。

これは仕事でも当てはまるはずです。

相手の心理を読んで、今何をしてほしいのか、それにかかるコストとリターンは合っているのかを考えることは仕事でも必須だからです。

ナンパが趣味の人なら意中の相手を口説くスキルは仕事の商談で活かせます。

相手との共通項を見つけ、自分にしかない強みをアピールしつつクロージングする。

営業マンには必須のスキルです。

動画鑑賞が趣味ならひたすら画面を見続ける集中力を身につけられているはずです。

また、どんなジャンルの動画を見ているかでその人の個性が出ます。

ゲーム動画ならゲーム大好き人間、ペット動画ならペット大好き人間というように、職場で自分のポジションが決まるので、入社後馴染みやすくなるでしょう。

面接時に採用されるにはスキル面の趣味をアピールすると良いと思われがちですが、実際は仕事に関係ない趣味で合格した人もいます。

知人の採用担当者の話では、応募者に

「すべらない話をしてほしい」

とお願いしたところ想像を上回る面白さだったため、採用する際の決め手の一つになったらしいです。

もちろん「面白い話」だけで採用になることは難しいですが、応募要件を満たした上での「面白い話」は圧倒的な強みになります。

採用担当者も人間です。

一緒に働くなら親しみやすい人間味を持っているほうが採用したくなるものです。

意味がありそうな趣味も、意味がなさそうなよくわからない趣味も、きっとあなたの性格や特徴といった色を表してくれるはずです。

ぜひ面接で話せる面白い趣味の話を考えておきましょう。

転職で他者と差別化するノウハウ④

人生の目標を話す

 あなたには人生の目標はありますか?

 仕事をするにあたって、なぜ人生の目標が関係するんだと思われるかもしれません。

しかし、職場というものは人生の大半を過ごす場所です。

当然、仕事と人生は切り離せるものではないのです。

仕事なんか何でもいいからと適当に決めてしまう人がいます。

それは自身の仕事キャリアをないがしろにすることに加えて、自身の人生もないがしろにしていることに本人は気づいていません。

ではどうすればいい仕事を見つけられるのでしょうか?

それが人生の目標を明確に持つことなのです。

自分の人生の方向性が決まっていたら、それに沿った仕事を選べばいいだけです。 

決して仕事に人生を左右されるなんてことにならないように注意してください。

たとえば、年収2000万円稼ぐことが目標なら給料の高い会社に入ればいいのです。

また、家族とゆっくりした時間を過ごしたいのなら、給料面は必要最低限でも、拘束時間が短い企業を選べばいいのです。

はたまた、世界一周旅行が人生の目標なら、それを達成するまでは高収入の会社で働いて貯金を貯めて、世界一周旅行を果たしたらまったりのんびり働ける職場に入社するという選択肢もあります。

このようにまず人生の目標を決めることによって、必然的に自分の歩みたい方向性が見えてきます。

仕事や会社を、自分の人生の目標を達成するためのツールとして捉えるのも面白いと思います。

明確な人生の目標を面接官に話すことができたら、これ以上ない差別化戦略となります。

ちなみに私自身は

「金融資産1億円保有+

一人で稼いでいける力を身につけること」

が人生の目標です。

他者と差別化するためにあなたもオリジナルの人生の目標を立ててみてください。

転職で他者と差別化するノウハウ⑤

ありのままの姿を見せる

 アナと雪の女王の歌詞みたいになってしまいますが、

「ありのままの姿を見せる」

これが結局、転職活動で最も大切です。

面接対策や志望動機の丸暗記など受験者は様々に作戦を練って本番に臨みます。

そして、面接官はいかに志望者が身にまとったバリアを破いていくか。

転職活動の面接ではこのようなイタチごっこが日常的に行われています。

果たしてこのやりとりに意味はあるのでしょうか?

志望者は知識武装して面接に臨んだところで、結局働いていけば化けの皮が剥がれます。

ありのままの姿を見せたとき、周りはどう感じるでしょうか。

また、自分自身はどう感じるでしょうか。

私はいずれ本当の姿を見せるのなら、いっそのこと、はじめから見せてしまえばいいと思います。

面接官にも無駄な労力を使わせないので、わかりやすい素直な人と思われる可能性も高いでしょう。

そして、面接官が面接で見ているポイントはただ一つ。

「これから一緒に働いていきたいかどうか」です。

あなたも面接官の立場になったらわかると思いますが、ありきたりな定型文しか話さない人間を信頼できますか?

おそらく信頼できないでしょう。

人が人を信頼する、好意をもつのは、その人の人間性や人間味が垣間見えたときです。

その瞬間、ふっと気が楽になって身内や家族、友達に接するのと似たような感覚に襲われます。

それが一緒にいて安心する、一緒に働いていきたいという感覚です。

ぜひ、あなたもあなた自身を全面に出して、ありのままの姿で面接に臨むことこそが、差別化になると思います。

 いかがでしたか?

 今回は私自身の実体験を元に、転職活動における他者と差別化するノウハウについて紹介して参りました。

 現在、新卒の会社に定年までいるほうが珍しいので、転職する仲間はたくさんいます。

しかし同時に彼らはライバルでもあります。

自分自身がどういう人間で、どんなことに貢献できるのか、自己分析して再認識することで他者との差別化は簡単にできます。

目的が明確化していて、自分の人生の目標に沿った転職は、必ずあなたの人生を豊かにするはずです。

今回は、転職を前向きに志すあなたを応援したいという思いで記事を書かせていただきました。

あなた自身の気持ちと相談した上で他者との差別化を意識しながら、より良い転職活動をしていただけたら幸いです。

転職ノウハウは不要?他の候補者と差をつけるためにすぐできる5つの方法

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