転職活動の始め方から内定獲得まで採用担当者が丸ごと解説!

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初めて転職活動を始めるなら、入念に準備を行った上で活動を行わないと成功率が下がってしまいます。

とはいえどう活動を始めれば良いのか、よくわからない面もありますよね。

  • 初めての転職で何をすればいいのかよくわからない
  • 具体的な始め方や進め方を教えてほしい
  • 異業種への転職も初めてだけどポイントとかあるの?

初めて転職活動を行う際、上記のような不安や疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。

そこでこの記事では「初めての転職活動における始め方から内定獲得まで解説」という内容を、採用担当者の目線でまとめました。

はるな

初めて転職活動を行う方も異業種への転職を考える方も、記事を見るだけで何をすればいいか丸わかり!ぜひ参考にしてくださいね。

目次

転職活動が初めてならまずすべきことはなに?準備編からスタート!

転職活動を初めて行うとき、具体的にやるべきことは何なのかよくわからないまま進めがちです。

しかしスケジュールを決めないまま進めてしまうと、ダラダラと情報収集に時間をかけて結局うまく活動が進まないケースもあります。

そのためまずはスケジュールを決め、効率よく転職に向けて行動を取ると成功率が格段に上がるでしょう。

具体的なスケジュールを決める

まず転職活動を始めようと思ったら、具体的なスケジュールを決めるところからスタートしてください。

  • 転職予定日を決める
  • 退社のタイミングを確定
  • 求人に応募する時期を決めておく
  • 情報収集や準備にかける時間を算出する

転職予定日は、「この時期までに次の職を始めたい」とゴールを決める日付でもあります。おおよその場合は3ヶ月を目安にすると良いでしょう。

逆算してスケジュールを立てていけば効率が高い

ゴールを決めて逆算しながらスケジュールを立てていけば、非常に効率よく転職活動を進められます。

例えばゴールを7月1日に設定し、引き継ぎや準備も含め退社を伝えるのが6月1日だとします。

するとおおよそ5月下旬までに応募と面接を行っておけば、早い段階で希望の職種内定を勝ち取れる余裕が残るはずです。

そして情報収集を行い検討する期間は、内定獲得を5月半ばを目安にして4月下旬スタートに合わせます。

転職活動をスタートさせる時期は4月1日に設定して、情報収集と並行しながら4月下旬までに合わせておけば良いでしょう。

転職スケジュールは逆算で考える
3ヶ月見ておけば余裕ある転職活動ができる

時系列でスケジュールを立てるとリスクがある

作業別に割り出して「今日は情報収集、3日後には絞り出して書類作成…」と時系列的にスケジュールを立てるのも可能です。

しかし時系列で計画を立てるのはおすすめしません。

なぜなら時系列だと先行きがわからない不安から、「もういい案件は出てこないかもしれない…」と半ば勢いで決めてしまうこともあるからです。

その結果せっかく転職に成功しても、ミスマッチのために再度また転職を考えてしまうことが起こりえます。

一方でゴールを立てた状態であれば「まだ時間はあるし、もう少し検討しよう」と、少し冷静になった状態で活動を進められるのです。

できるだけリスクを回避するために、ゴールを決めてから逆算してスケジュールを立てていきましょう。

転職理由が不明確な場合

もし転職を考えている理由が、「現状の不安やモチベーションの低下からなんとなく」というものであれば一度再考したほうが良いかもしれません。

まずは辞める上でどんなリスクがあるかを考え、対応しきれるかどうかを考えてみましょう。

例えば一度辞めて貯蓄を切り崩しながら転職することになったら、どんどん目減りするお金に不安や焦りがつきまといます。

そのような状態で選ぶ転職先は、果たして良いものでしょうか?また同じ繰り返しになってしまい、再度転職を考えてしまうかもしれません。

もし現状に不安があってモチベーションの維持が難しいのであれば、どんな状態なら自分が幸せを感じられるか考えてみてください。

そしてその幸せを達成するためにはどんな職業が実現しやすいのかなぜその職業なら自分の幸せが得られるのかよく検討しましょう。

少しでも目的を持った転職活動が行えるように、自分の行動がどんな未来につながるのか予測できるようにしておくと良いです。

初めての転職で進め方がわからない…不安な方はここを参考に!

初めて転職活動を行うことになったら、具体的な進め方がわからない場合もあります。

  • スケジュールの立て方で例があれば知りたい…。
  • 内定獲得までの流れは一体どうなっているの?

そんな方のために、実際の転職活動における流れを解説いたします。見本や具体的なイメージを掴みたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

一般的なスケジュールを参考にする

転職活動の流れは、以下の5段階に分けて考えます。

  1. 準備期間
  2. 情報収集と検討
  3. 必要書類の作成と応募
  4. 面接と応募
  5. 内定後、退職と引き継ぎ・準備

最初の準備期間では、自分がどんなスキルを持っているのか自分と向き合う期間です。どんな特性があり、どのような職業に就きたいのか。

おおよそ一週間ぐらいを目処にし、必要であれば2段階目の「情報収集と検討」にも時期を重複させながら考えると良いでしょう。

このタイミングでなぜ転職をするのかしっかり目的を見出した上で、スケジュール全体を決めていくと効率的です。

スケジュールを立てておくと行き当たりばったりで決めることが少なくなり、より計画的に行動できるようになります。

計画性と聞けば少し面倒な印象ですが、あなたの将来をより良いものにするための重要な指針です。手を抜かずに取り組んでみると、あとから焦ることもなくなりますよ。

できるだけ詳しい情報を集める

事前準備が終わり、具体的なスケジュールが決まったら次は情報収集を行っていきましょう。期間はおよそ一週間ぐらいを目処にします。

応募したい企業情報のほか、業種・業界そのものの情報もまとめて集めていってください。

また求人情報から見て探す場合は、最初から絞り込み過ぎないようにして探すと良いです。

魅力的に感じる案件はまとめて保存しておいたり、業界問わずに多くの案件を見たりしておくと可能性が広がります。

その上で自分の現在持っているスキルや活かせそうな経験を元に、優先順位をつけて絞り込んでいく流れが理想です。

ただし異業種への転職が魅力的に感じる場合は、少し冷静になる必要があります。業界や業種の知識が少ないと、自分のイメージだけで見ている可能性があるからです。

今後自身がどんなキャリアを築いていきたいか、将来どうなっていたいかも踏まえた上で情報を精査していくと良いでしょう。

書類を作成して実際に応募

応募したい企業が見つかったら、実際に書類を作成して応募しましょう。期間は2週間ほどを見ておきます。

履歴書作成時のポイントは、採用担当者へ自分を雇うメリットがスムーズに伝わるよう工夫することです。

企業が中途採用をするときは、希望する人員を補填するタイミング。どんなに魅力的な人材であっても、一定数が集まれば求人は打ち切られます。

そのためあまり時間をかけすぎず、なるべくスピーディーに数をこなしましょう。

もし書類選考で落ちてしまっても、落ち込む必要はありません。うまく企業が求めている人材とマッチしなかった可能性もあるのです。

準備期間で絞り込んだ企業から順に、どんどん応募を繰り返していってください。

応募を繰り返すことで自身の表現力も増し、新たな出会いに発展する可能性も高くなります。

対策を練って面接へ

無事面接の機会が設けられたら、しっかり準備をして当日に臨みましょう。面接から内定獲得までの期間は、1ヶ月を目安にしてください。

面接では自己PRのほか、転職の理由について聞かれます。どんな経歴を経て、どんなスキル活用できるのか。

採用担当者はおもに「この応募者を雇うことで、自社にどんなメリットがあるだろうか」を見極めようとしています。

  • 実際に考えていることを紙やノートに書き出す
  • 書き出したものを読み上げる
  • 友人や知人に模擬面接官となってもらう
  • スマホで自分を動画で撮影して見てみる

上記のように練習を繰り返すだけでも、表現力は大幅に上がり伝わりやすい言葉選びができるようになっていきます。

また緊張すると、普段考えていることがふと出てくるもの。練習を繰り返していれば、いざ緊張してもいつもやっていることがしっかり出てくるはずです。

合格後は引き継ぎや退職の準備を

内定を獲得したら、入社意思の伝達と現在勤めている会社の退職・引き継ぎを行わなくてはなりません。期間の目安は1ヶ月です。

複数の企業で応募・内定をもらった場合は自分の希望を照らし合わせ、速やかに希望する企業へ入社意思を伝えましょう

また退職時の引き継ぎはうまく行わないとトラブルになり、有給消化が行えなかったり人間関係で嫌な思いをしたりするケースも。

トラブルがこじれてしまうと、せっかく内定を獲得した会社に対して入社時期を遅らせなくてはならない場合もあるのです。

すでに内定をいただいている場合はできるだけスムーズに退職するため、最終出勤日までしっかりと業務に当たりましょう

転職で異業種に行きたいならどう進めるといい?注意点やポイント

もし転職が初めてで情報収集をしていた際、異業種への転職を考えた場合は少し注意が必要です。

今まで得てきたものをどう活かせるのか本当にその業界で自分が今後のキャリアを伸ばしていけるのか。よく考えなくてはなりません。

とはいえ異業種への転職はわりとメジャーで、多くの方が異業種への転職を行っているため心配なさらないでくださいね。

異業種への転職は多く行われている

異業種への転職は意外と多く、転職全体でみればおよそ6割ほどの方が異業種へ転職を行っています(DODA調査)。

また異業種といっても現在の業種と関わりが深い場合は成功率も高く、自身のキャリアを大きくアップさせられる可能性も高いです。

挑戦したい業種があるけど、今までとは全く違う業種で不安…」「未経験だし業界の知識はないけど、そもそも採用してもらえないのでは?」と思うこともあります。

しかし積極的に異業種からの転職を受け入れているところも多いですし、新卒採用よりも社会経験があるからこそ仕事の飲み込みが早いという利点もあるのです。

無理と諦めず、自身が挑戦したいと思うならぜひ積極的に異業種への転職も挑戦してみてください。

業界研究をしっかり行う

もし異業種への転職を考えていて、業界の知識がない場合はしっかり業界研究を行わなくてはなりません

なぜなら業界の理解もなしに、応募した候補者が活躍できるとは到底思えないからです。

さらに業界研究を行えば、自分が業界に対して良いイメージを持ちすぎていないか正しい認識ができます。

入社後もスムーズに仕事を覚えられ、スタートダッシュもかけられるでしょう。ぜひ気になる職種が異業種であれば、業界研究を行って見ると良いです。

業界の調査に関しては、専門紙や業界紙を見てみると良い勉強になります。会計事務所の道具箱では、業界紙を一覧でチェック可能です。

もしまだチェックしたことがない場合は、現職の最新情報も知られるので非常に便利ですよ。ぜひ活用してみてくださいね。

自分がやりたい業種を目指すべき

異業種や現業種であっても、一番は自分が携わりたいと思う業種につくのが一番です。

たとえば挑戦してみたい業種があるけど、未経験だから採用してもらえない…。と思っていると、ほかの「やりたいこと」にも可能性にフタをしてしまう場合があります。

人生の半分以上を仕事に費やすのですから、できるだけ楽しい職種でやりがいを感じられたほうが圧倒的に楽しいです。

自分がなぜやりたいと思ったのか?を大切にして、前向きにその職種を挑戦できないか検討するだけでも価値があるでしょう。

そのためには自身がしっかりとやりたいことや、将来どんな仕事をしていたいかをよく考える必要があります。

本当にやりたい仕事に打ち込めればどんどん向上し続けられるし、人生の幸福度は上がって不安が起きにくくなるのです。

前向きに考えられれば転職時の熱意も面接官に伝わり、成功率は高くなります。まずは自分にもっと素直な気持ちで向き合うことから始めてみましょう。

まとめ

転職活動を初めて行う際、本当にできるのだろうか?準備やするべきことは?と不安になる方も多いです。

しかしゴールを明確に決めて、逆算ながらスケジュールを立てていけば意外とスムーズに活動が行えます。

異業種であってもしっかり下準備を行えれば、逆に自分のキャリアを大きくアップさせられる可能性もあるのです。

ただし現職でなんとなく不安だったり、明確にやりたいことが見つからなかったりする状況での活動は避けてください。

辞めたあとのリスクが高い場合は、あまりに自分への損失が大きいです。よく冷静に考えて計画を立てれば、漠然とした不安は消え去ります。

スケジュールの立て方や具体的な準備方法は当記事にまとめてありますので、初めて転職する方は参考にしながら動いてみてくださいね。

あなたの転職活動が実りあるものになるよう、少しでも助力になればと思います。

転職活動のはじめ方から内定獲得まで、採用担当者が丸ごと解説します!

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